出版物のお知らせ

長野県飯田市立歴史研究所2003年度飯田歴研賞受賞

「馬宿(うまやど)」
10年以上にわたり長野県、山梨県などの馬宿が存在した現地を歩き、
それらの調査を1冊の本にまとめ長野県の南信州新聞社より発売中です。
それに伴いまして当ホームページにてこの「馬宿」を販売します。
料金は1冊3,150円(税込み)です。
ありがとうございます。こちらの書籍は完売しました。





このたび弊社代表取締役都筑方治が2冊目の本を出版しました。
本のタイトルは「馬宿・馬問屋(うまやど・うまどんや)」
前作「馬宿」の発刊から8年。長野、山梨から静岡、愛知、岐阜などの馬宿が存在した現地を歩き、それらの調査を1冊の本にまとめ長野県の南信州新聞社より
発刊することとなりました。
当社でもこの「馬宿・馬問屋」を販売します。
料金は1冊4,200円(税込み)です。
ご希望の方は、e−Mailにてご注文をお受けします。
ご注文後こちらから連絡をさしあげます。

本の紹介

本書は、近世において本州、内陸山岳地域の街道の駅逓制度(伝馬制)を浚駕して、宿駅を附通した物流システムのインフラ研究と解説を内容とします。

この物流システムが存在した処は現在の長野県を中心とする愛知、岐阜、静岡、山梨、群馬各県の隣接地域で、展開した運送システムを「信州中馬(しんしゅうちゅうま)」と呼び更に福島、栃木両県にまたがる会津街道(現国道121号線)に展開したシステムを「中付駑者(なかつけどちゃ)」あるいは、「駑者馬(どちゃうま)」と呼びました。

 彼等は、片道100Kmから250Kmを4日から15日の日程を要して、地場の産物類や汎用流通品を消費地である城下町、名古屋、岡崎、松本、飯田、岩村、甲府、会津若松及び日光、善光寺等の門前町へ附通運送した商人馬士で運輸機関でありました。

 この長距離の附通運送は公然的なインフラを隨伴させ、システムは大系的に運用されました。
 このインフラを「馬宿・馬問屋」と言い、街道に沿って点在し産物の集配センターとしても機能しました。
 従ってこのインフラを包攝して大系的に成立をみた附通運輸産業は、自姓稼業(農業)に次ぐ大規模な産業となり、地域経済を主導し、社会発展と民衆の生活向上に貢献しました。

 しかし馬宿・馬問屋は「広辞苑」には記述なく、民法からも平成17年にそれらを示唆した文言が消えて法律上の存在も消滅しましたがこの産業の理念は、現在の産業社会において長距離陸送や荷物の集配業務、街道沿いのドライブイン、道の駅等のサービス産業の立地、事業理念、営業手法にも広く承継されています。

 広く各分野の歴史を知ることは、現代における種々の社会事象の諸元の解析や解釈に、大きな貢献を果します。

 特に運送産業、流通業界、旅行業界で働く皆様、又街道通行に関心をよせる皆様におすすめする1冊となっております。

株式会社羽奈建築事務所 代表取締役 都筑方治


講演会に招待されました。


弊社、代表取締役都筑方治が2014年4月15日に
長野県下伊那郡阿南町にて講演会に招待されました。




2014年4月15日長野県下伊那郡阿南町にて


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